杭州湖山志

浙江 · 杭州

杭州湖山志

西湖のほとり、南宋の旧都。攻略は置かず、湖山だけを残す。

下へ。湖へ
读法読み方

湖から読み、城へ向かう

杭州は湖の城である。西湖は三方に雲の山、一方に城を抱く。山は険しくなく秀で、水は深くなく広い。湖は杭州の眉目であり、杭州の尺度でもある——城が大きいほど、湖は静かだ。

この巻は湖に沿って読む。まず湖そのものを読み、蘇堤・白堤、三潭印月を読む。つぎに湖を囲む山と、山中の茶園を読む。それから城へ向かう:霊隠、西渓、運河、銭塘江、呉山。それから湖が育てた人の世を読む:龍井、絹、工芸、杭州の料理。最後にこの城の史を読む:良渚のより早い城、呉越の基礎、南宋の偏安、都を卸したあとの人の世。

ここは案内所ではない。読み終えて心に、湖と城が残るなら、役目はそれで足りる。

湖を囲む山々:眉目のあいだ
湖を囲む山々:眉目のあいだ
四卷四巻

開巻

「西湖を西子に比せんと欲すれば、淡妆濃抹、総て相宜し。」

—— 蘇軾『湖上に飲みて初晴後雨』